『心に折り合いをつけて うまいことやる習慣』で学んだ【足るを知る】
こんにちは。
「こんなの自分の仕事ではない」と考える前に、まずはすっきり受け入れてみる。そうしないと、人は先に進めない。
今の仕事に対して、決して「こんなの自分の仕事ではない」と思っているわけではないです。でもSNSとかで外の世界が近づきすぎているから、今自分が持っていないものばかりがどうしても気になってしまう。
心のどこかで「もっと夢中で働ける仕事があるはず」とか「もっとモチベーション高く学べるはず」とか、パラレルワールドのように今と違う世界を気にしてしまっているというか。大志を抱けない自分はダメなんじゃないかと感じてしまったりとか。
そんなことってあると思う。
けれど、外の世界ばかりに浮つかずに足元をちゃんと見ること。「足るを知る」ことを改めて大事にしたいと思いました。
大事なことは、自信をつけることよりも自分の性格だったり好き嫌いだったりをちゃんと把握しておくことじゃないかしら?
本当は、「大志を抱け」も「足るを知る」もどちらも正解なんですよね。
でも1人の人間の中にそれを収めようとしてしまうとちょっと矛盾する。
「大志を抱きたい人」に足るを知らせようとしたら、小さなところに閉じ込められているようでストレスを溜めてしまうし、「足るを知りたい人」に大志を抱かせようとしたら、プレッシャーに潰されてしまう。
私はどうやら「足るを知りたい人」だから「大志を抱く」価値観に揉まれるのはほどほどにしておかないとおかしなことになってしまうぞ、とか、そういうことを自分で事前に意識できることが大事なのだと気づかされました。
ただ、「大志を抱く」って、やっぱりかっこいいから羨ましいんですよ。
でも「足るを知る」もなかなかいいよね、と思える感じが、大事なんじゃないかと。
家庭の平和がなににおいてもいちばん。それさえ守れれば、あとはぼちぼちで。
家庭と仕事の両立って難しいなあと思います。8年やっても一向に納得のいく方法がわからない。そして人様に迷惑をかけたくないという一心で、気が付いたら仕事を優先にして家庭を蔑ろにしがち。
でも自分の人生において一番迷惑をかけたくないのも、一番蔑ろにしたくないのも。いちばん大事にしたいのも、本当は家族のはずなんですよね。
にも関わらず、それを常に意識していないと自分の中での優先順位がいとも簡単に逆転してしまう。だから、家族には常に感謝の心を持ちたいし、平和を保つ努力をしたいと改めて思いました。
家族、大事。
■まとめ
仕事よりも家庭を優先しても良かったんだなあとか、無理して背伸びをしなくても良かったんだなあとか、自分が大事にしたかったことってまさにこれかもと思えるような気づきがありました。
でも無理をするのも一つの経験として良いことだよ。だから自分の価値観に照らし合わせて納得できることであれば思うが儘にがんばりなさい。
そんな風に自分の生き方をまるごと肯定してくれるような、あったかい本でした。
永久保存版。
ありがとうございました。